あんまり、スラムダンクで翔陽(しょうよう)戦を取り上げられる事は少ないと思います。
でも、はじめのインターハイ予選での全国制覇を目指す湘北高校にとって第一の関門は翔陽高校でした。
翔陽高校は昨年、神奈川2位の強豪です。
まだ予選トーナメントでその翔陽高校と当たるので、負けると即敗退です。
三井をスポットにあてると、名言「バスケがしたいです。」の場面の後、最初に活躍する場面でした。
この試合でも、三井の名言「こういう展開でこそ、俺は燃える奴だったはずだ。」、「ここで働けなけりゃ、オレはただの大バカヤロウだ」はこの試合で話した言葉です。
その言葉の意味がこの翔陽戦の動画をよく見るとわかるはずです。
ここで三井が活躍した事で、スラムダンクファンの間で知らずに人気が上がっていると思います。
あなたが見ている動画配信サービスなどに「スラムダンク」が見れる環境がある方は、「スラムダンク」を見てください。
動画が見れない環境の方は、記事の後ろの方にネタバレを書きましたので、良かったら見てください。
もくじ
湘北高校VS翔陽高校は何話目か
「第36話 シード校・翔陽登場」から
「第46話 花道、熱きダンク」までです。
1話を見るのに23分くらいかかるので、トータル3時間で50分くらいになります。
スラムダンクのファンだと我慢して見れるかもしれませんが、長すぎですね。
三井のその後が気になる方だと投げだしそうなトータル時間です。
いい場面だけの動画だと
「第42話 翔陽エース藤真の実力」から
「第46話 花道、熱きダンク」まで
1話が23分くらいなので、合計90分になります。
はじめて見る人でも、ここだけ見ると三井の活躍がわかると思います。
はじめて見る人は、感動まではいかないかもしれませんが、どんな感じで三井が人気があるかわかると思います。
見るポイント
三井寿の不良時代の場面を先に見ておく
テレビでアニメの名場面のシーンだけ流れていたり、ネットでは漫画の感動する場面をあげているサイトがあります。
でも漫画やアニメを見ていて内容を知っている人には良いのですが、忘れてしまっていたり、はじめて見る人は感動する感じは少なくなってしまうのではないかと思います。
やっぱり、そういうのがあるので、できれば三井寿の不良時代の動画を見たり、あらすじだけでも読んだりするのがベストです。
翔陽の長谷川とのマッチアップ
三井の不良時代を知っている長谷川は、三井を5点以内でおさえると話します。
本来であれば、不良になってバスケットボールから離れていた三井より、バスケットボールにうちこんでいた長谷川が正しく見えます。
でも、その長谷川と三井との関係のギャップがいい感じがします。
そして長谷川はおとなしい性格なので目立ちませんし、翔陽も実績があり強豪なのですが「スラムダンク」ではあまり目立たないチームです。
そういうのがあって、あんまり目立たない私のサイトでとりあげているのも良いのかもしれません。
でも、翔陽の動画の内容は本当によいと思うので見てください。
このサイトを作り終えて気がついたのですが、長谷川は中学校時代MVPの活躍をしていた三井と、高校になって不良になって街を歩いていた三井に怒鳴られた場面だけを知って、三井に敵意をもっています。
逆に三井は、中学校時代は無名で実力もなかった長谷川にトイレで悪口をいわれた場面しか三井は知りませんが、それで長谷川に敵意をもっています。
試合中も、お互いの事を知らないまま戦っています。
都合よく解釈してしまうのも良くないのですが、アニメではこういう描写もしている気がしました。
湘北高校はじめての大ピンチ
湘北高校は、実力のあるメンバーが今年はそろった為、順調にトーナメントを勝ち抜いていきます。
しかし、強豪・翔陽高校と戦う事になりはじめてのピンチがおとずれます。
湘北高校の大黒柱のセンター赤木、まだリバウンドが未熟な桜木は、序盤、翔陽高校のセンター花形におさえ込まれます。
ゴールをはずすとボールは、翔陽高校にとられてしまいます。
「リバウンドを制すものはゲームを制す」と赤木の名言がありますが、完全に翔陽ペース。
翔陽はみんな背が高く、ディフェンスもかたく、リバウンドも強いため三井は3ポイントを打つのが難しくなります。
また不良時代のつけでブランク、スタミナ切れなどおこります。
ここで負けたら湘北は、即敗退が決まります。
ついでに翔陽は、漫画の展開でよくある対戦相手がヒール的な存在ではありません。
かなりピンチになります。
三井寿がこの状況でどう活躍するか。
ネタバレと動画を見る場所の紹介
翔陽高校の長谷川が三井を5点でおさえると話す
去年の神奈川県2位の翔陽高校であるため、湘北高校は選手全員みんな緊張しています。
三井寿も緊張していて試合前にトイレに行きます。
トイレで大きい方をしている場面で、偶然、翔陽高校のメンバーの数人が小さい方をしにきました。
その翔陽高校のメンバーの一人が、「三井は中学の頃に戦った頃は手がつけられなかったが、今なら三井を5点以内におさえられる」と話します。
三井は、急いでトイレを出て誰がそれを話したのか確認しますが、後ろ姿しか見えなく翔陽の6番である事だけわかります。
三井は試合がはじまるとそれが長谷川だと知り、長谷川を挑発します。
ついでに他の翔陽高校のキープレーヤーを紹介します。
この花形という選手は翔陽高校のセンターです。
おそらく、個人的に現時点では神奈川県内のセンターNO.1なんじゃないかと思ってます。
目立たないという理由で「スラムダンク」では花が咲きませんでした。
そして、翔陽高校の監督はこの人です。
湘北高校の控え選手の一人が、「どうみても監督に見えない」と話します。
今回、主人公の桜木花道が初スタメンとなったため、控えにまわった小暮はこう話します。
「監督ではない・・顧問の先生」だと。
去年は、この顧問の先生でどうやって神奈川県2位になったのでしょう。
翔陽高校のユニフォームカラーと同じ緑色のズボンをはいています。
いい人そうです。
休日返上でバスケ部の試合にきている人でしょう。
昔は、よく考えると顧問の先生が部活動をしてくれる人がいました。
野球部は、監督が経験者の人が多い気がします。
今もそうかな。
かわりに選手兼監督のスタープレーヤー藤真がいます。
ベンチスタートで監督の役目をします。
スポーツマンのさわやかでカッコいいキャプテンという感じです。
そんな活躍をする選手です。
翔陽高校はスタメン5人中4人が190cm代です。
高さで湘北高校は不利です。
試合展開について
高さをいかした花形を中心とした翔陽高校の試合展開に序盤から湘北高校は何もできません。
湘北高校は、強豪の翔陽高校という事もあり、プレーが固くなり点数を入れられません。
三井は3ポイントシュートを狙う場面がありますが、長谷川のマークに合いシュートできません。
桜木にパスをだしますが、急なパスに反応できないためとれませんでした。
三井は、パスをとれなかった桜木に怒ります。
スリーポイントにこだわる三井を赤木は注意します。
三井はそれに怒って、赤木が花形に抑えられている事をせめて、いい合いになります。
なかなか攻め手が作れない湘北高校。
湘北の1年・流川が個人プレーに走り得点し、味方に動きが固いからパスを出せないと話します。
それに怒った湘北メンバーは、気合が入り、いつものプレーに戻ります。
湘北のセンター赤木も花形の攻撃を止め、翔陽の選手のシュートを桜木も止め始めます。
湘北のポイントガードの宮城も背は小さいが、翔陽のポイントガードからスティールをしはじめ、ポイントガードの実力を発揮しはじめます。
高さの違いで簡単にパスを通される宮城でしたが、スピード、テクニックでカバーし、じょじょにポイントガード対決を制していきます。
勢いにのった宮城は、花道の公式戦はじめてのゴールも演出します。
翔陽高校の監督権選手・ポイントガードの藤真を宮城は引きづり出そうと挑発します。
ベンチにいる藤真はゴール下をかためるゾーンディフェンスに切り替えるように指示します。
しかし、この作戦には誤算があって・・・宮城は、三井にパス。
三井はこれを確実に3ポイントシュートで決めます。
(目標の5点まで、あと2点)
外からも攻撃できる三井が得点します。
三井も長谷川も監督の作戦やゲームの流れに忠実に働いています。
自分勝手なプレーをしません。
本当は、長谷川は三井のスリーポイントがあるのを知っているはず。
「スラムダンク」はよく絵だけで伝える描写があるので、これは意図的に長谷川はおとなしい性格から藤真の作戦に黙って従ったのかどうかと考えてしまいます。
このままゲームを進めるのはマズイとわかり、藤真はコートに出ようと考えます。
これをとめる花形。
そして花形がもう一度チームを立て直し、花形も力を見せます。
花形は攻撃、守備もこなし、点数をひきはなしていきます。
花形は目立ちませんが、かなりのプレーヤーなのではないでしょうか。
この得点差が開いていく流れを前半終了ギリギリで、花道のリバウンドにより首の皮一枚のこします。
ハーフタイム休憩中にキャプテン赤木は、三井に作戦を話します。
桜木、赤木でリバウンドをとるから、三井にスリーポイントを打たせると。
三井はスリーポイントを意図的に打っていなかったというのがアニメ版での解釈です。
後半に入ると桜木花道のリバウンドが開花します。
桜木花道がリバンウンドを完全に制します。
これにより湘北は、一気に逆転にまでにしてしまいます。
藤真はもう監督の仕事をやめ、コートで仕事をする事を選びます。
コートに出るとさっそく、湘北の流川をドリブルでかわしミドルレンジからシュートして翔陽リードにすぐ戻します。
そして、藤真は、桜木のリバンウンドした後のすきをついてスティールしたり、また桜木のファールを増やすプレーが出てきます。
このへんから三井のいい場面
「第46話 花道、熱きダンク」まで1話が23分くらいなので、合計90分になります。
できれば、ここからは私のあらすじより動画を見た方がいいです。あらすじは書いていくので、動画が見れない方はあらすじで我慢してください。
翔陽高校の藤真がコートに入ってプレーするようになり、完全に流れが翔陽に戻り始めます。
湘北高校の安西監督は、この流れをきるためにタイムアウトをとります。
安西監督は湘北高校は強いチームである事を話し、選手に自信をもたせます。
逆に翔陽高校の藤真は、このまま攻め続ける事を選手に話し、赤木、桜木、流川の一人でもかけると翔陽の高さに対抗できなくなると考え、強引にいって相手のファールをさそえと話します。
そして、長谷川に「もっとコートでは自分を出していい」と話します。
会話の流れからなんとなく、前半の藤真の作戦に穴があるのを知っているのに作戦に従い過ぎたのを話しているような気がします。
考えすぎかもしれないですけど。
この話にこたえるように長谷川は藤真に「三井をボックスワンでつかせてくれ」と返します。
三井だけ長谷川がついて、他の選手はソーンディフェンスで中をかためる作戦です。
三井VS長谷川の形で得点をさせないようです。
タイムアウトの時間が終わり、みんなコートに向かいますが、三井は疲れている様子が見えます。
ボックスワンで長谷川のマークをふりきるための動きでますます疲れてしまいます。
それに付け加えてベンチにいる小暮は、三井が疲れている事についてこう話します。
「高校の試合でスタメンから出るのははじめてだ。40分、フル出場の経験はアイツにはない。中学の時とは疲労の度合いが違う。」
安西先生は、湘北が勝つには、「桜木と三井の力が必要」だと話します。
「三井は疲れててもひっこめるわけにはいかない。」といいます。
三井は、長谷川のマークを振り切れません。
三井は、「コイツ、本当に中学で俺に負けたのか。どこのやつだ。こんなに動きのいい奴は忘れるはずがない」と考えます。
(私の文章力でこれからの展開を書ける自信がありません。気になる人は、アニメか単行本を見てください。)
長谷川は、中学当時、三井にバスケで勝てなかった場面、その後、三井が不良になって道を歩いている場面を思い出します。
長谷川は、人一倍努力してきた選手みたいです。
「高校バスケットをなめるなよ、三井」に話します。
実は知らない間に三井は、どこかで2点、点数を入れているみたいで5点とっています。
5点以内という事で、まだ長谷川はセーフです。
無理やりスリーポイントを三井は狙いますが・・
長谷川は「力の入り過ぎ、フォームもバラバラ、入りっこない」と見ます。
長谷川の予想通り、ゴールからはずれます。
リバウンド争いになりますが、開花した桜木はこのボールをリバウンドします。
でも、これも藤真の予想の範囲内、藤真がリバウンド後のスティールに向かいます。
これに気づいた桜木はボールを奪われないように動きますが、それがあだとなって近くにいた花形にひじてつをしてしまいます。
これを翔陽が計算に入れていたら怖いのですが、桜木はファール4つとなってしまい、後1つで退場となってしまいます。
藤真の作戦通りの流れになりました。
ここから桜木はファールを恐れ、リバウンドが消極的になり湘北高校の制空権がなくなってしまいます。
桜木と三井が機能しません。
これにより、翔陽高校の流れとなり残り5分で点差は12点と開いていきます。
完全に翔陽の作戦通りの展開となってしまいました。
湘北の負けのムードが会場全体につつまれて、三井は疲労がピークで歩くこともできないくらいの状態になります。
桜木、赤木、湘北ベンチの控えの1年生にまでに、三井は心配される状態になります。
強引に三井はスリーポイントをうちにいきますが、これを長谷川のミスでぶつかってファールをもらいます。
倒されてしまう三井。
三井は、中学大会で負けそうになっていた場面の方が苦しかったことを思い出します。
そこで安西先生に「希望を捨てちゃいかん。あきらめたらそこで試合終了だよ」と話された事を思い出します。
三井は、「こういう展開でこそ、俺は燃える奴だったはずだ。」と思い出します。
三井は、フリースロー3本を休まず打ってすべて決めます。
三井と長谷川の勝負はこれで勝ちです。
三井は疲れているにも関わらず、オールコートにしろと味方に話します。
全面コートを使っての守備をする作戦に切り替えます。
かなり疲れます。
安西先生は、ここから三井の実力が発揮されるところだと話します。
ボールを奪った湘北はじっくり攻めたい場面ですが、三井はかまわずスリーポイントをうってしまいます。
三井はフリーではありましたが、これも決めてしまいます。
三井は、不良時代に湘北高校バスケットボール部をつぶしにいった事を思い出します。
「ここで働けなけりゃ、オレはただの大バカヤロウだ」だといいます。
湘北の速攻の場面でも三井は走りパスをもらい、またスリーポイントを決めます。
後半4分を残して、あっという間に3点差にしてしまいます。
1分で12点差を3点差にかえてしまいました。
(このあたりの活躍は、できれば動画できちんと見てください。)
しかし、桜木はファールを恐れているので、翔陽はそこをついて、すぐ点数を返し始めます。
それでも、三井はまたスリーポイントで返してしまいます。
桜木のリバンウンドが機能しないが、周りがカバーして速攻の場面を作ります。
走りこむのはまた三井。
でも、藤真はこれを読みパスカットしてボールをはじきます。
ボールがコートからでそうになりますが、それを三井は身を投げ出してひろいにいきます。
本当はボールをさわらずにいれば、湘北高校のボールになる場面です。
アニメではずっと、プレーの先の読みあい合戦になってます。
そこに三井は、走りこんでいた流川を見つけ、パスをします。
三井は翔陽ベンチに飛び込んで倒れてしまいます。
これを流川は確実に決めて同点となりました。
もう限界の三井はベンチにいる小暮と交代になります。
そして、安西先生に「君がいて良かった」という言葉がかけられます。
この後は、桜木も気合が入りリバンウンドをとりはじめ、息を吹き返した湘北は翔陽高校に勝利することとなります。
この試合の後、控室で湘北メンバーはみんな寝てしまいます。
スラムダンクのエンディングの歌の最後あたりにでる控室で湘北メンバーが寝ている場面はこれです。
みんな翔陽戦の前に緊張して眠れなかったり、翔陽戦で疲れてしまったからでしょう。
詳しくは、アニメを見てくださいね。
おまけですが、三井は不良時代にタバコは吸っていませんでした。
長谷川はきっと知りません。
コミックでの全国大会の山王高校戦、三井の回想シーンでわかります。